ブログ | 京都にある左官店
京町屋・数寄屋建築・炉壇施工

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土壁の土はどうして固まるのか?


ホームページをご覧いただきありがとうございます。

走り梅雨のぐずついた天候から、梅雨入りがすぐそこまできているのを感じますね。

京都で京町屋・数寄屋建築を中心に広く左官工事を行っている「中須左官店」です。

 

前回の記事でお話ししたように、今回は土壁はどうして固まるのか 

についてお話しできればと思います。

 

結末からお話ししますと、粘土の粒子が電気的に引き付けあうことにより、固まるのです。

 

粘土の粒子は細かいということだけでなく、きれいに整った結晶構造になっています。

粘土の代表各であるカオリナイトは六角形の板状の結晶が層状になったもので、

このような結晶は花崗岩などが風化することによって生まれます。

 

本題のどうして固まるのかですが、粘土の粒子は表面にマイナスまたはプラスの

電気を帯びており、エッジはその反対の電気を持っています。

 

そこで粒子同士が引きつけあうと橋渡し的な電気作用を起こし結合します。

 

粘土が固まるのは、粒子同士が結合し、捏ねたり練ったりする際に

空気が抜け、結合しやすくなることが関係します。

 

中須左官店
京都府京都市中京区壬生高樋町65-58
事務所TEL:075-312-4656

 

2020.06.10

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